2022/03/22
階段の考え方を少し知っておくだけで、家づくりの選択肢はグッと広がる
摂津で新築・リフォームと言えばFeel+Home(フィールホーム)♪
注文住宅を建てる時、階段を第一に考える人はあまりいません。
リビングや玄関といった他の部位に合わせて、配置やデザインなどが決められていくことがほとんどです。
注文住宅は自由度が高いだけに、考えるべきことが山ほどあります。
収納やキッチン、リビングといった日常生活に深く関わる部位と比べて、階段の優先度が低くなってしまうのは仕方のないことでしょう。
しかし、階段のありよう1つで住空間の雰囲気がガラリと変わることは少なくありません。
動線が集中するポイントでもあり、生活の利便性にも深く関わっています。
今回は、注文住宅を建てる時に押さえておきたい階段の基本知識をまとめてみました☆
階段の種類は大きく5つ
【直階段】
文字通り、まっすぐ上がっていく階段です。
ある程度の広さや長さが必要ですが、玄関とリビングとの間に設置するなどすれば、自然な形で生活空間と来客空間を分けることができます。
【かね折れ階段】
かね折れ階段は、踊り場で90度横に折れている階段。
構造上、建物の端に配置されることが多いです。
【折返し階段】
踊り場で180度折り返す階段です。
かね折れ階段がL字だとすれば、折り返し階段はU字に上がっていきます。
踊り場が広く、転んだ時に下まで落ちてしまう危険性も小さいです。
【カーブ階段】
途中でカーブを描く階段です。
直線で構成する階段に比べ、どこか柔らかい、優雅な印象を与えてくれます。
【螺旋階段】
柱を軸に、螺旋状にステップを上がっていくお馴染みの階段です。
全体は円柱状であり、直線の階段に比べてスペースを節約できるのが大きなメリット。
ただ階段の幅によっては、上階に大物の家電・家具を持ち上げるのが難しくなってしまうというデメリットも。
配置する位置ごとに、メリット・デメリットがある
【リビング階段】
多くの住宅では、上階へ上がる手段は階段だけです。そのため、階段には自然と動線が集まってきます。
つまり階段をリビングに設置すれば、リビングにも自ずと家族が集まりやすくなるわけです。
もちろんライフスタイルはそれぞれですが、もし一家団欒を重視するなら、リビング階段は魅力的な選択肢の1つと言えるでしょう。
ただ、もちろんデメリットもあります。
もっともわかりやすいのは、来客があった場合。リビングに人を招くと、家族が客人と顔を合わせしまうことになります。
また、階段はそのまま2階の廊下に繋がっているわけですから、断熱性や機密性をしっかり考えておかないと、
電気代がすごいことになってしまうケースも。
防音についても、リビングの音が個室に響き過ぎないよう、入念に検討しておく必要があります。
【玄関ホール階段】
玄関ホール階段は、文字通り玄関ホールに階段を配置するスタイルです。
家に入ってすぐに2階へ上がれるため、リビング階段のように来客者と顔を合わせる心配がない点がメリット。
階段は廊下とのみ繋がっている構造になりますから、空調や防音などにもそこまで配慮する必要はないでしょう。
デメリットは、リビング階段とは反対に、家族同士で顔を合わせる機会が減ってしまうということ。
個室の割り振りを工夫すれば解決できる問題ですので、そこまで大きなデメリットではありませんが、
家族同士の触れ合いを重視するなら慎重に検討しておきたいポイントと言えます。
いかがですか?
1つひとつの要素はそこまで複雑ではありませんが、これらを組み合わせることで膨大なデザインスタイルが生まれます。
家族全員の要望をしっかり掘り下げ、自分たちの注文住宅ならではの階段を考えていただければ幸いです。