2022/03/25
ビルトインガレージのメリット・デメリット
摂津で新築・リフォームと言えばFeel+Home(フィールホーム)♪
自宅を建築するときに、駐車スペースが確保できなくて悩んでいるという方も多いと思います。
このような場合の1つの解決法として、ビルトインガレージを導入するという方法があります。
今回は、ビルトインガレージの、メリット・デメリットなどについてお話したいと思います。
ビルトインガレージとは?
インナーガレージとも呼ばれるビルトインガレージは、建物の1階部分にあるガレージのことです。
駐車スペースを建物の内部に確保したビルトインガレージは、車を停めることができる1階部分の大きな開口部が特徴です。
2台、3台と車を停める場合には開口部を広げる必要があるので居住スペースを2階や3階に上げる必要がありますが、
自宅と駐車スペースが直結しているという利便性の高さは見逃せないでしょう。
一般的にビルトインガレージは自動車やオートバイの車庫として使われますが、倉庫として活用されるケースもあります。
このような用途の広さもビルトインガレージの特徴です。
ビルトインガレージのメリット
・実用性が高い
ビルトインガレージ最大のメリットは、ガレージが建物内部にあるので車が雨や風にさらされないのがメリットです。
・荷持の持ち運びや移動の負担が軽減できる
外出時には自宅からすぐに乗車できるので歩く距離が少なく、移動時の負担軽減にもなります。
高齢者や子どもがいる家庭の場合、自宅内からそのまま外出できるというメリットは大きいでしょう。
・セキュリティの強化にもつながる
庭などに設置するカーポートと比べれば、セキュリティ面も強固です。
シャッターを閉めて鍵をかければ、夜間でも盗難やいたずらに遭う心配がありません。
・税金が安くなる
ビルトインガレージは、居住スペースよりも固定資産税の評価額が低くなります。
これは、ビルトインガレージの面積が、住宅延べ床面積の5分の1までなら住宅の床面積に含まれないと建築基準法で定められているからです。
ビルトインガレージのデメリット
・間取りの自由度が低くなる
敷地の広さにもよりますが、ビルトインガレージを1階に作った場合、通常は1階にあるリビングやバスルームなどのスペースが
確保できなくなる可能性があります。
キッチンも含めた水回りを2階に設置する必要性に迫られることもあるでしょう。
玄関や階段などの場所も、ガレージの位置を決めた時点で、ほぼ自動的に決まってしまうため、間取りの自由度はかなり低くなります。
・居住空間が削られる
ビルトインガレージを設置するには、最低でも奥行き5.5m、間口3.5m程度のスペースが必要となります。
これらは容積率や建ぺい率に算入されるので、住居空間がその分削られてしまいます。
階層を重ねていけば多少改善できますが、階段の上り下りや、建物の全体的バランスに支障が出る可能性は否定できません。
・将来の乗り換えを考慮した十分な駐車スペースが必要
ビルトインガレージ導入では、所有している車や、将来乗り換えたい車のサイズも考慮した設計が重要になってきます。
ドアを開けるのにも苦労するような狭さでは、せっかくビルトインガレージを導入しても、出かけるのが億劫になってしまうかもしれません。
・延べ床面積によっては税金が割高に
住宅延べ床面積の5分の1までであれば固定資産税の緩和措置がありますが、5分の1を超えた部分には緩和措置が適用されずに延べ床面積に算入されます。
これを避けるために、なんとか5分の1以内に収めようと帳尻を合わせて建築するケースも散見されますが、
その結果としてさらに自由度が下がるというデメリットがあります。
いかがですか?
実用性が高く、趣味を楽しむ場所としても活用できるビルトインガレージ。
節税や法規制緩和措置などのメリットもありますが、作りにこだわればコストが割高になるという
基本的な部分でのデメリットも忘れてはいけません。
ビルトインガレージ付き住宅は、一般の住宅とは構造が異なるため、建築は実績のある工務店と設計士の選択も重要です。
ぜひ、改めて予算や家族の意見を踏まえたうえで慎重な検討をして、納得のいくビルトインガレージを手に入れてください♪