2022/04/29
摂津で新築・リフォームと言えばFeel+Home(フィールホーム)♪
窓から出ていく熱は冬の暖房時約50%!夏は約70%が入ってくる!
前回のブログで、高気密・高断熱の家づくりには「窓」について、しっかりと対策をしておく必要がある、というお話をさせていただきました。
窓ガラスと同様に窓サッシも家の断熱性能を高めるうえで非常に重要なポイントです。
断熱性能を高い窓ガラスだけを使っても、窓サッシの断熱性能が低ければ家の総合的な断熱性能は高くなりませんし、結露の発生原因にもなり得ます。窓サッシと窓ガラスをともに断熱性能の高い製品で揃えることが家の総合的な断熱性能を高めるために必要不可欠です。
ちなみに窓サッシとは窓枠やカギなどの「窓ガラスをはめ込む構成部分」のことを言います。
今回はサッシについて、ご紹介したいと思います。(窓ガラスについては、前回のブログをご参照ください。)
①アルミサッシ
アルミサッシは住宅に用いられるもっとも一般的な窓サッシです。軽量でありながら強度もあり、腐食やさびなどにも強い素材です。日々の窓の開け閉め操作なども楽ちんですが、アルミという素材は熱伝導率が高いため断熱性能は極めて低いです。
日本の窓ではアルミサッシが80%以上のシェアとなっていますが、欧米では樹脂製サッシや木製サッシなど断熱性能の高いサッシの方が普及しており、日本は「窓断熱の後進国」とも揶揄されてしまっています。
②樹脂サッシ
樹脂サッシは主に塩化ビニール樹脂でできている窓サッシです。塩化ビニール樹脂は、身近なところではフライパンや鍋の取っ手部分などにも使用されている素材で、アルミに比べて熱伝導率がおよそ「1000分の1」と非常に低いのが特徴です。
そのため樹脂サッシは非常に断熱性能に優れています。
また樹脂は腐食しにくいため、沿岸部地方の住宅にも適しています。
樹脂サッシはアルミサッシに比べると強度の面ではやや劣ります。
また樹脂サッシはアルミサッシに比べて、紫外線にもやや弱いという特徴があります。とはいえ「30年程度は持つ」と言われていますのでそこまで気にする必要はないかもしれません。
樹脂サッシは複層ガラスなど断熱性能の高い窓ガラスとともに使用すると、窓断熱の性能がさらに高まります。
日本では樹脂サッシのシェアはわずか7~8%程度と低いですが、北米や北欧など世界の寒冷地では樹脂サッシがもっとも高いシェアを誇ります。
樹脂サッシは価格がアルミサッシより高くなり、およそ2倍程度の価格差があります。
③複合サッシ
複合サッシとは、アルミと樹脂など複数のことなる素材を複合させてできている窓サッシのことです。代表的な複合サッシはアルミと樹脂を複合したサッシで、室外側には強度の高いアルミを、室内側に断熱性能の高い樹脂サッシを配置しています。それぞれの素材の特長を活かしつつ、なおかつ樹脂のみの窓サッシよりも価格面を抑えられます。
アルミ樹脂複合サッシはアルミサッシのおよそ1.5倍程度の価格となります。
アルミ樹脂複合サッシも複層ガラスやLow-E複層ガラスなど断熱性能の高い窓ガラスと併用することで、断熱性能をさらに高めることができます。
④木製サッシ
木製サッシは言葉通り、木でできた窓サッシです。木はアルミに比べて1000倍以上も熱伝道率が低く断熱性能に優れています。断熱性能だけでいうと木製サッシは樹脂サッシよりもやや優れています。また無垢材を用いた木製サッシなどもあり、デザイン性や質感、風合いも人気があります。
その反面、アルミサッシや樹脂サッシに比べ腐食・摩耗の耐性は少し劣ります。しかし最近では木材を十分乾燥させることなどの改良により強度を高めた製品もあるようです。
ただし気を付けなければいけないのは木製サッシは表面の塗膜が剥がれると腐食耐性が大きく低下する点です。木製サッシは定期的な塗装メンテナンスが必要な点が大きなデメリットといえるでしょう。価格差もピンキリで、おおよそアルミサッシの2倍(あるいはそれ以上)の価格差があると考えてよいでしょう。
明るい空間づくりに欠かせない窓ですが、高断熱・高気密にすることで、快適な空間づくりにしたいですね。
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